前回のNurse QuackyをボツにしてMXRのEnvelope Filterに挑戦します。
製作記事とプリント基板はGeneralGuitarGadgetsTonepad 両方にありますが
今回はTonepadから基板を購入することにしました。
ココは届くのに3週間はかかりました。しかも、アメリカからではなくナント
エルサルバドルからでした。

G.G.G.Tonepadの回路図、製作記事を比べると3つのモディファイ内容は
一緒なのですがFilter Rangeの部分がG.G.G.は間違っているような
気がするのですがどうでしょうか。

******Tonepad記事*********G.G.G.記事

記事に載っているモディファイ内容は
Emphasis control***これを下げると地味に上げると派手な「ビヤオーン」というかんじ

Reverse sweep
***フィルターのアップ、ダウンの切替「ウワウ」か「ワウワ」です。

Filter range Mod
***フィルターが閉じている時の音がワウペダルでいうと
              「Normal」でペダルが完全に上がった状態
              「Hi」でペダルを途中で止めた状態という表現が近いと思います。

文章で説明するのは難しいですがなんとなく伝わったかと思います。
上記3つのうちEmphasis controlFilter range Modを採用します



ひととおり組み終わって音出しですが、ナント!失敗です。
アタック音の後プツッと音が消えちゃいます。ツマミを回しても
音の途切れ方が変わるだけで、もうすっかりブルーになります。(笑)

頭を冷やして基板の部品間違い配線をチェック、
ミスはなくハンダ付け部分に全部コテを当て直してもダメ。
ドツボにハマりながらもアーロンのフォーラムTonepadBuild Reports
見るとICのCD4069についてのレポートがあり、「テキサスインストルメント社」の
ICでは動作しないとのこと。

自分のを見てもメーカー名はなく型番とロゴのみだったので、
テキサスインストルメント社」のホームページを見るとビンゴ!やっぱりそのロゴでした。
という訳で今度は「フェアチャイルド」のCD4069を入手して無事解決しました。

MXRのEnvelope Filterはテキサスインストルメント社のCD4069では動作しません!
(100%の確信はありませんが避けたほうが無難だと思います)

この機種もバイパス音に比べてエフェクト音小さいです。
TonepadBuild Reportsアーロンのフォーラムにこの問題の解決方法が載っていました。

R1の3.6kを1kに、R2の200kを100kでOKみたいです。
(アマリ自信ナシ、もしかしたらこの後に書いてあるコンデンサーの値も関係あるカモ)
私はR1だけ替えましたがこれで問題ないようです。
さらに、C2を1ufのフィルムコンデンサーに、これは低音の痩せを
補正するそうです。

後はC4なんですが、0.1から0.01にしたり中にはC4自体を取っ払っちゃう人も
いるみたいです。
このコンデンサーの値を小さくするとフィルターが開ききった時の音
(ワウペダルでいうと踏み込んだ状態)がよりトレブリーになります。
オリジナルの0.1ufだと私の聞いた感じではバイパス時よりトレブルが
下がっているようです

0.01だと私にはトレブリー過ぎたので、色々試して0.082で落ち着きました。
これだとバイパス音とほぼ同じです。



音の感想ですが、これは結構使えます。
Dr.Qがエグくて下品なら、これは上品にかかりますし、モディファイ部分の
Emphasis controlFilter range Modも有用です。
また、Dr.Qに比べて高音もそこそこきれいにかかります。

でもやっぱりカールトンライブCDかかり方が違うんですよねぇ。
次はMUTRON3かなぁ(笑)、でも難しそうです。

2005/7/11

Envelope Filter




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