Scuffham Amps
S-Gear
最近のお気に入りのアンプ・シミュレーターを紹介します。
Scuffham Amps S-GearといいましてMarshall AmplificationでJMP-1 MIDI preamp の開発に携わったMike Scuffham氏のものです。
アンプ・モデルは3種類です。
The DUKE (写真のアンプ)
Scuffham氏が好きなロベン・フォードの音を模したものです。Dumble O.D.Sってことでしょう。
似てるかどうかはチョット微妙ですが、雰囲気は出てるように思います。
十数年前にGroove Tube社のSoul-O 75というアンプを持っていたんですが、
古臭いオーバードライブの感じが少し似ています。
DriveとCleanの2チャンネルがあり、DriveチャンネルではこのアンプのみTweakパネルから3つのヴォイシングが選べます。
クリーンチャンネルはフェンダー・アンプみたいな音です。
The Stealer
Park amp をモデリングしたアンプです。
ジム・マーシャル氏が製造したものなので、ほぼMarshallアンプに似た音です。
このモデルは1チャンネルだけです。
The Jackal
Soldano SLO-100をモデリングしたもので、これも2チャンネルです。
各アンプにはtweak panelや数個の切替スイッチがあって、
音作りをする上で色々と痒い所に手が届く気が効いた仕様になってます。
私が面白いと思ったのはtweak panelにあるSAGコントロールです。
私自身は初めて見たんですが、これにより歪み方というかニュアンスが変わります。
下げるとタイトな歪に、上げるとコンプレッションが強くなる感じになります。
ちなみに、各アンプの右端のLEVELツマミはMaster Vol.ではなく単なる音量調整です。
パワーアンプ部をドライブさせたいときはAmp Driveスイッチを入れます。
エフェクターはラックのディレイとコーラス/フランジャーの2つで、それぞれ2台まで使えます。
そしてSpeaker Cabinet Emulationでは2つまでのCab IRをロードできます。
付属しているIRはRedwirezのが7個と3つのUR Filter (良く分かりません)、それにDIです。
また、手持ちのIRを追加することもできます。
最下段はRack Contorollerで入出力のゲインやGATE、アンプ及びプリセットの切替などです。
また、midiで全て(じゃないかも)のパラメータの操作もできます。
当然、midiフット・コントローラーでパッチの切替などにも対応しています。
エフェクターとSpeaker Cabinet Emulationはドラッグ・アンド・ドロップで好きに接続順を変えられ、
また、並列に繋ぐこともできます。(ただし、アンプの前には持っていけません)
このアンシミュではギターのボリュームに対する反応が良いことを作者がアピールしていますが、
確かにピッキングの強弱によっても歪をコントロールしやすいです。
数だけで云うと3つのアンプと2つのエフェクターで75ドルというのは、正直,、人には薦めづらいですが、
なかなかツボを抑えた出来で私自身は気に入ってまして、最近はこれのDUKE以外は使っていません。
興味を持たれた方は是非デモをダウンロードしてみて下さい。15日間使えます。
2012.8.26
Room 335
(1977年のFM東京バージョンに再チャレンジしました)
ギターはBacchus BLS-700でアンプはThe Duke
Cab IRはRedwirez EVM12L-SM57-CapEdge-1inです
ロベン・フォードの曲でタイトルは不明
ギターはValley Arts Guitars/Larry Carlton Standard Pro
アンプはThe Duke
Cab IRはRedwirez Marshall1960B-T75s-U87-CapEdge-2inです
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